スマートフォンをできるだけきれいに使うために、液晶保護フィルターを張る方は多いかと思います。
では、レンズ保護をするために保護フィルターを張るべきなのか。
そもそもそんな疑問を思うこともなく、フィルターを購入した際にレンズ用のフィルターも付いてきているため、合わせて貼ってしまっている方も多くはないのではないでしょうか。
検証機とフィルター
今回の検証に使ったのは、SONY Xperia1Ⅲ、とラスタバナナ製の保護フィルター(G2867XP13)。
比較的安く私個人が昔から使用している液晶保護フィルターに付属するレンズ保護フィルターです。
Amazonなどを見るとガラス製のフィルターが最近では多く出回っているようですが、そもそも最近の携帯の表面がゴリラガラスなので傷はつきにくい。
Xperia1Ⅲでも、Corning Gorilla Glass Victusを採用され、液晶面の強度はかなり強化されているため、正直保護をしなくても良いくらいだと思っている。そのため、フィルターを付ける理由とすれば、ちょっとした鋭利なもののひっかき傷が防げれば、といった程度の保険と思っている。
そのため、レンズも保護をしたいといった気持ちはあるのですが、写真は画質影響が懸念されてしまいます。それを今回は確認してみたいと思います。
比較画像
次の比較画像を見てみてください。
左がフィルターを張り付けている画像、右がフィルターを外している状態です。
フィルターを付けている左側では、フィルター幕の影響により強めの光源があると靄がかったような明らかな画質に対する影響が出てしまっています。
また、ぱっと見でも全体的にシャープさが失われ、画質が劣化していると言わざるを得ない写りになっています。
つまり、日差しの強い夏、晴れている日の屋外、逆光といった環境下では確実に影響が出るのはもちろんですが、直接ではないにしろ光源に近い環境のものを撮影しようとすると明らかに影響が出ると思っておいたほうが良いでしょう。
代替案として
損傷対策を重視するか、写真の写りを気にするか。
非常に悩ましいところだと思います。レンズ面に傷がつけば、写りにも影響する可能性があるため、保護したくなるものです。
もしも画質を気にされてレンズ保護フィルターを張らないのであれば、レンズを保護しやすいようなスマートフォンのカバーを用意するのが良いかと思われます。
あとは大事に扱っていればそうそう傷はつかないかと思われます。
コメント