TAMRON SP 90mm F/2.5(52B)

TAMRON SP 90mm F/2.5(52B)

入手経緯

独自のシステムでマウント交換ができるという機構に魅了された、タムロンのアダプト―ルシリーズの一つ。その中でも、タムロンの90mmレンズ、タムキューといわれ評判の気になっていたレンズ。

オークションサイトから購入。落札価格は、明細がなくなってしまったため正確な金額はないものの6,000円ほどの価格で入手できた。

ちなみに出品されていたレンズの付属アダプターは、ニコンFマウントだった。
もともと別のレンズ用でKマウントのアダプターを所持していたこともあり、比較的状態も悪くなさそうだったため落札。

しかし、毎回アダプターを変更するのも面倒になってしまったため、このレンズ専用にアダプターを個別に入手してしまった。

レンズの作り

アダプトールシリーズでは、このタムキューと言われる、90mmのものが三種類発売されている。
今回入手したものは、その中の一番初期型にあたるレンズ。

個人的に初期型というものに惹かれてしまうので、落札時にもこの型に絞っていた。

デザインが何となく武骨な感じで、ピントリングはやや重めなながらも滑らかに回る。
ピントリングを回すことで、レンズが伸縮する作りは、触っていて楽しい。

サイズは思いのほかコンパクトではあるものの、持ってみると重みを感じる。

90mmレンズながらも最短撮影距離は0.39mと非常に短く、撮影の幅を広げてくれるレンズの一つだと思う。

実例

PENTAX K-1

収差は感じされず、ボケは非常になめらかで、自然なボケ階調のように思える。
玉ボケもほぼ正円といえるような形状で美しい。

逆光条件ではやや苦手な傾向なようで、全体的に白っぽくなってしまった。また、場所によっては少々フリンジが出ているのを確認できる。とはいえ、そんなに気になるようなレベルではないと思う。

動画

SONY α7C with TAMRON SP 90mm F/2.5 (52B) The 4K movie

総評

とにかく武骨な作りが個人的には好みで使っていて楽しいと思えるレンズ。

このレンズを楽しむためには、ポートレートはもちろんかもしれないが、最短撮影距離が短いことを活かし、小型三脚と合わせマクロな世界を撮影することで魅力を引き出すことができると思う。

個人的には新たな世界を広げてくれるレンズの一つとなった。

レンズ情報

レンズ情報(タムロンHP引用
モデル名:52B
マウント:アダプトール2
焦点距離:90mm
開放F値:2.5
レンズ構成:6群8枚
最小絞り:32
最短撮影距離:0.39m
最大撮影倍率:1:2
フィルター径:49mm
フード:23FH
重さ:420g
最大径X全長:64.5mmx70.5mm
価格:\49,000
発売時期:1979
製造終了:1988
S.N.:605255
入手時期:2020年8月ごろ
入手時価格:¥6,000ほど(明細なくした)

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