RELIANCE 1:2.8 f=135mm

RELIANCE 1:2.8 f=135mm

入手経緯など

ヤフオク眺めてて気になって入手してみたレンズ。
ネットで調べてもあんまり出てこない情報のレンズは、気になるものでして。

製造メーカーは外観だけでは謎で、RELIANCE情報のみ。
RELIANCEの意味としては、『信頼・依存・頼る』で、信頼のおけるメーカーに頼って作成したようなレンズで、どこかのメーカーのOEMかな?と。

経緯で作られ販売されたのかは全く調べることができていないので謎。

ちなみに、外観の作りが非常に似ているレンズ(THREEKOR 1:2.8 f=135mm)を同時に見かけ、入手していた。そちらの記事は、こちら

レンズの作り

レンズの作りとしては、しっかりとした作りで、悪くない。

マウントマウントは、Tマウントとなり、変換アダプタを使用すれば様々なマウントに対応する。
入手時にはM42マウントアダプタが付属していた。

絞り羽根と玉ボケ

プリセット絞り機構で絞り羽は10枚と、結構贅沢な作りのレンズ。
この枚数の絞り羽が滑らかに動くのは見ていて気持ちが良い。
これだけでいいレンズに出会えたと思ってしまう。

絞り羽根は多いものの、円形絞りにはならず10角形の玉ボケになる。
近代レンズの玉ボケは円形が求められるのかもしれないけど、個人的にはこういった変形ボケは使っていて楽しいと思う。

問題の撮影距離

焦点距離が135mm単焦点レンズとしては、最短撮影距離は1.5mくらいであってほしいと思ってしまうが、このレンズの最短撮影距離は2.2mとやや遠く、どうしても被写体から離れてしまうため、草花のような自然物を被写体にするには少し厳しいものを感じてしまう。

しかし、Eマウントにて使用する際には、LE-E9といったアダプタを使用することで、最短撮影距離を短縮させることができる。
2.2mから1.5mくらいまで短縮できるので、各段に扱いやすくなるのでぜひ試してほしいと思う。

また、APS-Cといったセンサーサイズのデジタル一眼であれば、200mmほどのレンズとして使用できるようになるため、最短撮影距離が2.2mでもさほど問題にはならないかと思う。

実例

撮影時にはα7CにLE-E9と合わせて使用した。
AFが使えるようになるため、非常に便利。

撮影距離が近い場所でピントが合っているところは比較的シャープにしっかり描写されている印象。

ボケ感も癖はなく、自然に印象に見える。

やや光が強く当たっている付近でも順光時ではフリンジは、ほぼ発生していない。
色味も変に誇張されるようなことはなく、緑色がきれいに出てくれている。
特に上記2枚目の葉の質感などは非常に好みな感じに撮れた。

また、少し絞って撮影すると下記の花の付近のように、しっかりと解像描写してくれてハッとするような写りをすることがある。

SONY α7C + LM-EA9 F4にて撮影

しかし、下記のような撮影では、盛大にフリンジやフレアが発生する。

被写体が遠く、朝日が当たるススキのような被写体ではパープルフリンジがもろに出ている。
また、超逆光状態のような撮影では面白いほどにフレアが出てくれる。
これはこれで面白いものが撮れた感じはする。

レンズ情報

レンズ情報
RELIANCE 1:2.8 f=135mm
マウント:T-mount
焦点距離:135mm
開放絞り:F2.8
最小絞り:F22
絞り羽:10枚
最短撮影距離:2.2m
フィルター径:55mm
S.N.:20254
レンズ構成:?
重量:?
販売時期:?
入手時期:2021年5月
入手時価格:¥3,300

個人的レンズ評価(5段評価)
写り:★★★☆☆
シャープさ:★★★★☆
発色:★★★★☆
逆光耐性:★☆☆☆☆
楽しさ:★★★★☆
総合:★★★☆☆

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