言うまでもなく、非常に人気が高く、PENTAXユーザーなら持っておけくらいな感じのレンズの一つ。
フルサイズ機となるPENTAX K-1が登場するまでは、PENTAXのデジイチにはAPS-C機しかなかった。そのため、標準レンズとなる50mmが75mm相当の中望遠になってしまうこともあり、扱いづらく、このレンズはAPS-C機にとって標準レンズ的な位置づけとしても、ものすごく重宝していた。
ちょうど自分が購入したちょっと後くらいにMaid in Japanからベトナム製に変更されたので、日本製のものがほんの少し高騰したような記憶がある。とはいっても組み立てが海外ってところくらいのようだけど…。
また、2022年にはHDコーティングされたレンズも発売されたが、基本的な部分は大差ないようで、このレンズを持っているならHDレンズは必要ないかもとメーカーの方に聞いた。
写りとしては、全体的に柔らかさを感じボケも美しい。描写力は非常に高い。
少々光が強いようなところではフリンジが出ているようなところもあるけど、全く気にならないレベル。これが気になるという方はHDレンズにするべきかもしれない。あとは新しいカスタムイメージを使用したい場合かな…。
これまで画素数が1460万画素(K20D)、1600万(K-01)から3640万画素(K-1)になったこともあるんだろうけど、K-1で撮影したものを見ると、このレンズの本当の描写力を感じさせてくれる。
全体的な描写力、抜けの良さを更に感じさせてくれると思った。
しかし、K-1で使えるようになって、本来の画角として活躍させてあげたいところなんだけど、そのころから仕事以外で出かける頻度が減ってしまい、あんまり活躍させてあげることができていないのが残念なところ。
最近は、室内で奥さんや息子を撮影するのに非常に重宝しています。
レンズ情報
smc PENTAX-FA31mmF1.8AL Limited
マウント:K-mount
焦点距離:31mm
開放絞り:F1.8
最小絞り:F22
絞り羽:9枚
最短撮影距離:0.3 m
フィルター径:58mm
S.N.:0028510
レンズ構成:7群9枚
重量:345 g
販売時期:2001年5月23日-2022年(HD版発売まで)
入手時期:2009年09月
入手時価格:当時のヨドバシ価格
個人的レンズ評価(5段評価)
写り:★★★★★
シャープさ:★★★★☆
発色:★★★★★
ぼけ感:★★★★★
逆光耐性:★★★★☆
楽しさ:★★★★★
総合:★★★★★