父から譲り受けた、minolta SRT101に一緒にくっついていたレンズ。カメラ本体はだいぶカビていたけど、レンズはほぼきれいな状態だった。
とはいえ、当時はもらったはいいものの、シャッター幕などもカビていたりとメンテナンスしないとちょっと使いづらい状態だったし、そもそもフィルムをあんまり使わなくなってしまっていたのでしまい込んで、しばらく眠らせたままだった。
しかし、2020年末にSONY α7Cを購入し、マウントアダプターを介したことによりデジタルカメラでこのレンズを普通に使うことができるようになった。ミラーレス時代に感謝です。
さて、写りの方はというと、柔らかく、とろけるようなボケ。非常に良いと感じます。
下にあるギャラリー写真は、Raw撮影で撮っておきながらほぼレタッチ無しの撮って出しです。
オールドレンズの良さって、なんていうか空気感と言っていいのかわかりませんが、日の当たっている柔らかさみたいなのが良い感じに出る気がします。それがオールドレンズの楽しさなのかなと思ったりしています。
ちなみに多分ですが、父がレンズを複数所持していた記憶はないため、このレンズ、minolta SRT101とのセットレンズだったのではないかと。セットレンズでこんな写りのレンズが付いてくるとか、Minoltaスゲーなと。
あ、そういえばMinoltaといえばカメラ事業はSONYに行ってるんだった。ある意味SONYのデジカメとの組み合わせは新旧を共にする感じで良いですね。
ところで、基本的にオールドレンズを使用するときは開放で撮ることが多いので、被写界深度も浅くピントを合わせるのがなかなか難しい。そして、ふと思うんですよ。オールドレンズの使用感を実感すると、フィルムでうまく取っていた父は写真が上手だったなと。すっかり写真を撮らなくなってしまったのはもったいないと思ってしまう。そんな父から譲り受けたレンズを使っているためか、そんなことを考えながら撮影してしまったり。
レンズ情報
MC ROKKOR-PF 1:1.7 f=55mm
マウント:SRマウント
焦点距離:55mm
開放絞り:F1.7
最小絞り:F16
絞り羽:6枚
最短撮影距離:0.55m
フィルター径:52mm
S.N.:2675777
レンズ構成:?
重量:?
販売時期:?
入手時期:????年?月
入手時価格:?
個人的レンズ評価(5段評価)
写り:★★★★★
シャープさ:★★★☆☆
発色:★★★★☆
ぼけ感:★★★★★
逆光耐性:?
楽しさ:★★★★☆
総合:★★★★☆