魚眼ほど扱いに困るけど、魅力にあふれたレンズはないんじゃないかと思う。
漫画などでも魚眼に魅了されて、使いたいけどうまく使えないといった話をよく聞く。
そんな魚眼レンズは、自分も欲しくてたまらないレンズの一つだった。
MFのサードパーティー製では、安いものもあったりするものの、Kマウント製品ではだいぶ数は限定されてしまい、自分の中ではほぼ2択の選択肢となっていた。
ちなみに候補にしていたのは、ZENITAR 16mm F2.8 Fish-Eyeで、2022年以前はe-Bay(検索結果)で新品も見かけたが、戦争以降新品の取り扱いはほぼ無い。買っておけばよかったかなと少々後悔。
本製品はHDコーティングされていることもあり、逆光などにも強く、現代レンズらしい写りをしてくれる。
状況によっては少々パープルフリンジが出やすい傾向かなといった印象もあり、下記のように窓付近などで激しく出る場合も。
とはいえ、写りが悪いわけではなく、解像感もあるため、ちょっと遊ぶには十分すぎる性能だと思う。
本製品はAPS-C用となるため、フルサイズ機で使用すると広角側ではケラレ、円周魚眼のような絵になる反面、望遠側ではフルサイズ機でもケラレることなく使用できてる、望遠側の画角は魚眼としては少し物足りない17mmになってしまうけど、PENTAX K-1といったフルサイズ機などでも使用できるのは良い。
ただ、魚眼レンズを使用して思うのは、ファインダーを覗いて撮影するよりも液晶モニタ越しに撮影するような形のほうが、迫力ある構図で撮影しやすいといったところでは、ミラーレス機のほうが撮影はしやすいだろうと思う。
(とはいえ、PENTAX機は液晶モニターを使用したプレビュー撮影モードもあるので、問題はないのだけど!難点はAFが激遅になることくらいか…)
HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED 製品仕様(メーカーWebへ)
焦点距離:10-17mm
開放絞り:F3.5-4.5
最小絞り:F22-32
レンズ構成:8群10枚
画角(対角):180-100°(ペンタックス APS-Cサイズ一眼レフカメラ装着時)
マウントタイプ:KAF
最短撮影距離:0.14m
最大撮影倍率:0.39倍
光量調節方式:完全自動絞り
絞り羽根枚数:6枚
レンズフード PH-RBA60(付属)
レンズキャップ O-LW70A (付属)
レンズケース S80-120 (付属)
最大径x長さ 約67.5mm x 約70mm
質量(重さ) 約317g (フード付:約323g)
使用温度 -10~40℃
使用湿度 85%以下(結露しないこと)
購入時期:2022年8月
購入価格:¥59,600(リコーイメージングストアより)